2014年 09月 10日
原田です。 皆様から温かい励ましのお言葉をいただき感謝しています。 ご支援下さる皆様、本当にありがとうございます。 皆様に今日は、第4回進行協議のご報告をしようと思います。 平成26年9月5日、東京地裁12階で、第4回進行協議が開かれました。 前々回の5月26日、前回の7月23日、(小海隆則裁判長)が2回にわたって求められていた、原告の「損害」について、どうやら今回はご理解下さったようで、証人尋問について初めて言及されました。 今回の進行協議に先立って、弁護団の先生方が準備書面(11)をご提出され、 痴漢の汚名を着せられて、自ら命を絶った息子 原田信助の「損害」について、 1 身柄拘束の違法性(人身の自由の侵害) 2 取調べにおいて、黙秘権があることも告げなかった違法な取り調べ(黙秘権の侵害) 3 そもそも暴行の被害者である息子 原田信助が痴漢の被疑者にされた(人格権の侵害) と大きく3つに整理されました。 1 の【人身の自由の侵害】については、新宿駅西口交番の平岡巡査部長が、息子原田信助を交番内に拘束した後、「あなたは被害者なんだから、署に行って専門の刑事さんに話をしなければいけない」と、息子を騙して新宿署に移送したこと。 2 の【黙秘権の侵害】については、息子が新宿署生活安全課に連行された直後、井上警部補に「痴漢容疑の取り調べです」と告知されて突然取り調べが始まり、翌朝4時頃まで、「女性の方が、階段ですれ違った時、あなたの顔を見ている」等、事実と相違する虚言で一方的な取り調べを行い、黙秘権の告知をしなかったこと。 3 の【人格権の侵害】については、暴行の被害者であった息子の「被害申告」に耳を傾けず、また自称被害女性グループが「服装が違うので、(息子は)人違いだった」と証言しているにもかかわらず、「痴漢の疑いは晴れました。」と伝えず、息子を帰宅させたこと。 佐賀地裁の判決でも、被疑者の健康保持義務の判例があるそうですが、痴漢の嫌疑が晴れた事を伝えずに帰宅させたのは、息子の真面目で几帳面な性格から考えても、警察には自殺を防止する義務があったのはないか、人格権の侵害、生命侵害にも値すると原告側は主張しました。 ご支援下さる星野 順子氏がご企画された【日比谷公園内グリーンサロン 報告会】には、代理人の清水勉先生もご参加され、出口かおり先生からは、今回の第4回進行協議の内容と今後の裁判の展開についてのご報告がありました。 出口先生からのご報告の後に、清水先生のご説明、ジャーナリストの渋井哲也氏からのご質問もありました。清水先生は「証人尋問は、早ければ来年の2月になります」と仰っておいででした。 星野 順子氏の【沙羅双樹の花のブログ】に、【新宿署違法捜査憤死事件】原田信助氏の「損害」を3つに整理 記事と動画をご登載頂きました。ご高覧、宜しくお願い申し上げます。 http://sarasoujunohana.blog.fc2.com/blog-entry-912.html 次回の第5回進行協議は、11月12日15:00より、東京地裁12階で非公開で開かれます。 証人尋問に向けて、ようやく一歩前進した感があります。 9月8日の中秋の名月(スーパームーン) は、曇り空のため観ることができませんでしたが、9月9日の満月は、美しい姿を見せてくれました。 煌々と輝く月のように、この国の司法も清々しいものであることを祈りました。 息子が急逝して1733日が過ぎました。明日は、息子の57回目の月命日となります。 息子の名誉が回復され、真実が明らかになるその日まで、頑張って参ります。 「継続は力なり」。息子が好きだった言葉です。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。
by harada-n
| 2014-09-10 07:30
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Comments(1)
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by
警察被害が自分に及んで
at 2014-09-18 03:47
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みんな他人事のように通りすぎて行く、イザ警察によって殺されたら騒ぐのか!?マスコミは警察ネタ欲しさに、警察24時なるTV番組等で、犯人を捕まえる映像を垂れ流す。それを見て自分は警察被害とは無関係とばかり、笑いながら見ている。・・・・。原田さん途中で諦めちゃダメですよ。健康にはくれぐれにも注意して、信助さんのためにも冤罪をなすりつけ、死に追いやった警察の怠慢を追及して下さい!
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