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2012年 09月 10日
目撃者を探しています! 9/10 追記
原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。
ご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。

皆様に今日は、裁判の経過と、2012年1月31日の東京地方検察庁 鎌田隆志検察官による「不起訴記録の開示」により判明した「新宿署の不誠実な行為」をご報告しようと思います。

【裁判の経緯】

原告代理人は、6月8日付けで再度 以下の「求釈明書」を提出しました。

平成24年7月10日付被告準備書面(4)では、原告が平成24年4月16日付求釈明書において釈明を求めた事項のうち、以下の点について釈明がないので、再度釈明を求める。

1 特命捜査本部は、どのような事件について設置されるのか。

2 特命捜査本部は全国の警察本部に存在するものか。

3 過去10年間、警視庁及び道府県警察本部において、特命捜査本部が設置された件数及び事件の罪名・内容を明らかにされたい。

4 過去10年間、警視庁及び道府県警察本部において、被疑者が死亡した後、特命捜査本部を設置した事件の件数及び事件の罪名・内容を明らかにされたい。


これに対する被告の回答はなく、今法廷で裁判長は回答するよう被告に求めましたが、

「回答しようがない」「次回に回答することを考えたい」等の回答がありました。


原告代理人は、7月4日付けで準備書面(3)、及び証拠説明書を提出しました。

準備書面には、故日隅一雄弁護士・浜田薫弁護士が警視庁通信指令本部に対し、平成22年12月2日・27日に 息子が暴行を受けている中、助けを求めて110番通報をした際に、対応した通信指令センターの山岸氏との通話の時間・内容等について証拠保全の検証を行なった「両日の検証調書」が添付されました。

警視庁が提出した 110番情報メモの【処理てん末状況】には

結論 : 痴漢容疑で本署同行としたが、痴漢の事実が無く 相互暴行として後日 地域課呼び出しとした。

状況 : 当事者甲が痴漢をしたとして 、当事者乙が丙、丁に依頼し甲を取り押さえたが、本署生安課で事情聴取した結果、乙が現認した被疑者の服装と甲の服装が別であることが判明。聴取の結果、丙、丁がもみ合いになった際、お互いに暴行の事実があることから、相互暴行として後日地域課呼び出しとした。

と記載されています。

ところが、新宿署が設置した【特命捜査本部】の捜査によると、この15日後に(自称被害)女性は被害届けを提出したことになっています。

(自称被害)女性とその連れの2名の男性は、「階段でお腹を触られた」と主張しているのに、【特命捜査本部】の捜査によると、「女性が通路でお腹を触られた」ことになっています。

原告代理人の準備書面(3)では、多くの疑問点について、また、「被害届を提出した女性等が、別人ではないか」と被告に回答を求めました。
被告は、「回答に9月一杯かかる」と回答し休廷となりました。


【息子のネクタイについて】

■2009年12月17日

新宿警察署副署長より電話があり、「原田さんのものかもしれないネクタイが新宿署に落ちていたので、確認のため、来ていただきたい」という連絡がある。ネクタイの色は青地に白の柄入りとのこと。

12月10日の歓迎会で同席された先輩の方に確認したところ、当日は息子は赤のネクタイを着用していたということで、息子の鞄の中に赤いネクタイが入っていたため、新宿署に確認には行かなかった。

■2010年1月9日
新宿警察署副署長より電話。1月11日に会うこととなる。
その際、

1.息子が暴行を受けたことに対する被害届けの取り扱い 

2.相手の取り調べについて 

3.息子が新宿署で午前4時頃撮られた写真を見せていただきたい 

4.事件の現場に案内していただきたい

5.事件当日の新宿駅の防犯カメラを見せていただきたい

6.息子が新宿署を出る前に、安平氏に書かされた「確約書」を見せていただきたい

7.黄海副署長が2009年12月13日と2010年1月9日の電話で、「息子さんを痴漢と断定できない」と言つた根拠 駅のビデオに写っていたのか、女性の服から指紋を採ったのか教えていただきたい

というお願いをする。

■1月11日
新宿警察署にて、黄海氏と生活安全課課長菅原氏と会見。
「息子さんは(痴漢容疑の)犯人ではない」と言われ、ボイスレコーダーの提出を求められる。
黄海氏の説明では、「息子と、息子と組み合った男子大学生一名のみが事情聴取を受け、女子大学生ともう一人の男子大学生は参考人、
誰からも被害届は出ていない」と言われる。
事件当夜、息子が暴行を受けた現場からかけた110番通報の内容と、受けた暴行の内容については、後日確認後に連絡をいただいて、息子の代わりに私が暴行の被害届を出すことになった。

当日持参した質問状に記入をお願いしたところ、黄海副署長は、受け取らず、「自分で書いてください」とおっしゃいました。

■物証はない
私が読み上げた質問状に対して、副署長は次のように回答しました。
・相手の学生3人は、午前1時ごろから別室で事情聴取を受け、午前4時ごろに一緒に帰った。
・息子は同じ時刻ごろから事情聴取がはじまり、午前4時ごろに終わったが、本人の「自宅に帰らないで、ここで寝たい」という希望により、2階で休んでもらった。息子が休んでいるところを、署員は5時15分ごろに見たが、6時半ごろにはすでにその姿はなかった。息子が新宿署を出たところを、誰も見ていない。
・警察としては身柄拘束したわけではない。あくまで任意の事情聴取だった。
・後日、息子は相手を暴行容疑で訴えるため、被害届を提出すると言っていた。
・結局、被害届は両方から出ていない。
・両方の事情聴取により、警察は学生に「原田さんに痴漢の疑いがかけられていましたけれども、原田さんがやったという特定はできませんよ」と説明した。
・新宿駅のビデオカメラの確認はやっているが、普通は、階段を上から撮る、下から撮るという、階段の途中を撮影したカメラはない。息子と女性がすれ違ったことが確認できるビデオテープはない。物証はない。
・ビデオテープはないが、息子と女性がすれ違ったことは事実である。その根拠は、女性が、「犯人」の姿格好、身体の特徴、すれ違った状況を憶えていて、その情報を総合して間違いないと判断したためである。だから、ビデオによる証拠は裏付けるものになるか、ならないかという話である。
・通路にはビデオカメラがあるがトラブルの様子は映っていない。したがって、どのビデオカメラにもトラブルがあった時点の映像は映っていない。
・息子に目立った外傷はなかった。
・女性の服装から指紋を取る等のことは、いま、捜査でいろいろやっている。しかし服からは指紋がとれるということはない。
・できれば、歯ブラシなどDNA鑑定に必要なものを任意提出してほしい。事情聴取の当日に採取しなかったのは、息子の死を予測しなかったから。後日来てもらったときに提出してもらうつもりだった。
・しかし、いま調査しているのは、暴行容疑についてで、痴漢容疑ではない。痴漢行為については特定できずで終わっている話。
・息子と相手方3人のアルコール検査の数値は、個人情報のため、お話できない。息子は泥酔まで至らなかったが、かなりの量が出ている。相手は男性ひとりが飲んでいない。息子とトラブルになった男性、女性はそれぞれ微量だった。
・110番通報の内容は、駅員に取り囲まれているとしか、記録がない。

2009年12月11日午前4時頃に、息子が安平氏に撮られた写真を見せていただいたところ、写真の息子は「青地に白の柄入り」のネクタイをしていたことが判明し、受け取る。
菅原氏の「ネクタイを取り替えたんでしょうか?」のご指摘に、歓迎会用に赤いネクタイを持参していたことが推測された。

【事件発生現場の矛盾点】

当日の黄海副署長のお話では、「息子さんは学生たちと【階段】ですれ違った」ということでしたが、事件発生現場にご案内いただいた菅原生活安全課課長のお話では、「息子さんは、この【通路】(階段に続く)で学生たちとすれ違った」と、同じ日に新宿署のお二人の職員が「異なる事件発生現場」を私に伝える。

■2010年の12月27日

警視庁通信指令本部の証拠保全の検証において、「お腹を触られた」被害を申告した女性が、事件の翌朝4時30分前には、「(息子は)人違いだった」と証言していた事実が明らかになる。

■2012年の1月31日

東京地方検察庁 鎌田隆志検察官 より「不起訴記録の開示」があり、

【事件発生現場の矛盾点】がより明らかとなる。(自称被害女性の供述の変遷から)

【息子の写真の捏造】 息子の写真は、ネクタイの色・柄が識別できないことから、2010年1月11日に新宿署で黄海副署長に見せていただいた写真とは違う写真ということが判明する。

【黄海氏の嘘が発覚】 2010年1月11日の会見時には、「息子さんの飲酒量が一番高かった」とのことでしたが、暴行した学生の飲酒量が一番高かったことが判明する。


息子の人生は、希望に向かって歩み始めたばかりでした。息子は意志の強い努力家で、JAXAに入る時には、一日15時間も勉強していたことを、親友の方から教えて頂きました。

息子がいなくなり、初めてむすこの部屋に入りましたら、部屋中本がいっぱいで、資格試験の参考書が積まれていました。事件の前月には情報処理技術者の資格も取得していました。他にもまだまだ人生で挑戦したいことが沢山ありましたし、「将来、早稲田大学に奨学金をつくりたい」などの夢もありました。

2010年の12月27日の警視庁通信指令本部の証拠保全の検証において、「お腹を触られた」被害を申告した女性が、事件の翌朝4時30分前には、「(息子は)人違いだった」と証言していた事実が明らかになりました。
人違いであることが判っていながら、49日後に、息子を、「東京都迷惑防止条例の被疑者」と認定して、書類送致した新宿署の行為は、犯罪と言わざるを得ません。
人間として、親として決して許すことはできません。

2011年4月26日に、国賠を提訴したのは、息子の名誉の回復のためと、この国の警察の捜査によって、息子のような被害者を二度と出してはいけないという願いからです。


息子が急逝して、1003日が過ぎました。
息子はどのような思いで、裁判の経緯を見守っているのでしょうか。

「継続は力なり」
息子が好きだった言葉です。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。
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by harada-n | 2012-09-10 08:00 | Comments(11)