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1 2010年 09月 27日
原田です。 皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。 先週は、沢山の方々に新宿駅でお話を聞いていただくことができました。 現在7136名の方々から、ご署名をいただくことができたのは、皆様の応援のお陰です。 ご支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。 皆様に今日も1月11日に私が新宿警察署にお伺いした時のことをお伝えしようと思います。 ■ボイスレコーダー 二杯目のお茶をすすめられたとき、それまであまり口を開かなかった菅原生活安全課課長が、「お母さん」と話しかけてきました。 「ボイスメモ、なんか、お持ちだったんですか、息子さん」 「あの、ボイスレコーダーが……実は、最初はなかったんですが、あとから牛込警察署の落し物係のほうに駅員さんが届けられて」 「そのボイスレコーダー、まだお持ちですか?」 「もちろん持っています。息子の遺品なので」 「あの、暴行、相互暴行の事実も捜査しているので、そういったことでもし役立つような内容があればですね、活用させていただければと思いまして」 私はとうとう本題が出てきたと思いました。 「もし、そのテープ、うちのほうでデータ―を取らせていただくことはできないですか?」 「データで取らせていただいて……」 「ええ」 「息子が言っていたとおり、たとえば階段にビデオカメラがないのであれば、立証することは無理なんじゃないですか。 階段を上っていたら、突然、腕を掴まれ、階段の下に叩き落とされ、頭を床に打ちつけられたということを、西口交番のHさんという警察官に、息子は訴えております。 が、それを立証できないんであれば、ボイスレコーダーをお貸ししても意味もないんではないですか? それとも、息子が打ちつけられているのは、どうもこのノートから見るかぎりでは、一番下のようなので、違う角度から探していただけないでしょうか」 「それは、いま、あの捜査してやっていますので」 「あの、お願いします。そうしないと、息子も浮かばれないと思いますので」 「録音をちょっと参考にということはしていただけない、提出していただけないということでよろしいんですか」 「いえ、あの息子が受けた暴行を立証する可能性があるのならば」 「僕が、私、なに入っているかわからないんで」 「そうですね」 「ええ、どういう話なのかっていうの、まったく知らないものですから」 「ご存知ない?」 「ええ、うちはぜんぜん聞いてないんで」 「あ、どういう事件だったかということはご存知……」 「いや、あのそのテープ、ボイスレコーダーの内容っていうのは、どういうのが入っているか知らないものですから」 「そうですか。でも、牛込警察署のほうではご存知かと思いますが」 「でも……」 しばらく、菅原課長と私の問答をみていた黄海副署長が、間に入ってきました。 「牛込署でも聞いていないんです。個人のプライバシーなんで」 その後も、ボイスレコーダーの提出を求められましたが、私はボイスレコーダーそのものの提出は拒否しました。 息子のボイスレコーダーは旧型のもので、ロック機能がついていません。 他意はなくても、うっかり消去してしまう可能性が大きく、実際、私も操作する際は、消さないようにボタンの位置に気を使っていました。 そして、なによりこのボイスレコーダーは息子の遺品です。形見のひとつです。無防備に「はい、そうですか」とお渡しする心境にはなれなかったのです。 ひととおりの質問を終え、次に場所を移し、新宿駅の現場を案内してもらうことになりました。私はその前に、息子が事情聴取を受けていた部屋を見せてほしい、と、お願いしました。 部屋の印象は、ガランとした空間の中に、机をはさんでパイプ椅子が向き合い、窓には鉄格子が掛けられていて、まるで牢獄のように見えました。 この部屋で、息子が社会的影響を気にしていた発言をしています。パイプ椅子を並べ、横たわる直前の会話です。 原田 任意同行なので、明日私が出勤することは可能なんですか? 刑事 ん? いまの段階ではまだ話がまとまってないからですね。 刑事 あのー、会社のほうは行かれて結構なんですけれど、ただほら、被害届を出すっていうことになれば……。 原田 そのあとでいいですか? 刑事 そのあと? 原田 ええ。 刑事 そしたらですね、わかりました。いま、あのうちのほうで扱っている制服の警官がいますからね、そちらのほうが扱いますのでね、そちらのほうに話してもらって。 原田 はい。 刑事 後日、まあ出頭してくださいってことで、そのときに被害届を作りますっていうなら、それでもかまわないと思います。 原田 それで、なんらかの不利は? 私のほうに被るっていう可能性は? 刑事 不利っていうのは、ないでしょうね。 原田 じゃあ、私がいまここで休養を取って、出勤して、そのあと被害届のほうの作成に移行することで、なんら社会生活に支障をきたさないという認識ですか? 刑事 それはー、申し訳ないんだけれども、それを扱う警察官のほうのやっぱり手続きの関係とか。 原田 ええ、ええ。 刑事 そちらのほうでちょっと、お話を聞いてもらうっていうかたちになります。 原田 それでこう、なんだろう。まぁ、話は悪いですけど、ニュースとかで見る、ゴシップとかで見るような、ドラマみたいな、職場に知らされたりみたいな……。 刑事 ないですね。 原田 あの、実家のそばに……。 刑事 我々のほうはしない。そんなことは(笑)、ハハハハハ。 原田 じゃあ、 刑事 (笑いが止まらない)ンフフフフフ……。 原田 あの、なんの気兼ねなく、出勤して臨めばいい、と? 刑事 あぁ、だと思いますよ、はい。我々のほうで会社に連絡を取ったりだとか、そういうことはしない。 原田 (さえぎって)なんで、ここで、身柄を拘束されるのか? 刑事 私がさきほどお話したとおり(笑)、最初、あなたのほうが、痴漢したんですっていうことで、訴えてきたんで、やはりあなたのほうの話も聴かなきゃいけないからということなんです。 原田 ええ、ええ。 刑事 そのとおりでございます。 原田 (力なく)かしこまりました。 息子にとってみれば、日常が変わってしまうのではないかという畏れがありました。 しかし、その懸念を表したとき、相手の刑事は大笑いしたのです。 ■決意 部屋を出て、黄海副署長と菅原生活安全課課長とともに、2階のロビーまで戻りました。事情聴取から解放された息子も、同じように2階のロビーにやって来ました。同行した刑事は〈ここで、横になってください〉と長椅子を示しました。そして、〈もし、ご自分で目が覚めて、いかれるんでしたら大丈夫ですから〉と言いました。息子は刑事の名を確認しました。生活安全課のYという名前でした。 原田 ちょっと、あの杞憂かも知れないんですけれど、社会生活に支障をきたすような、まあ、ドキュメンタリーみたいなものは、世の中いろいろあっているような気がするんですけれど、 冤罪みたいなもので、苦しめられ続けるみたいな、そういう支障はありうる可能性は? 刑事 いや、だって、被害届出すわけでしょ? 原田 出しますね。 刑事 えぇ(笑)、被害届出すんであれば、別にねぇ、あとは要は双方が話がつかなければ、当然、裁判というかたちに。 原田 ええ。 刑事 ええ。 原田 こっちからあっちに起こしていくということで、わかりました。 刑事 とりあえずは、(後日出頭の)日程のほうを調整させていただいて。 原田 先方の方も被害届を出すってことですか? 刑事 まあ、そうです。そうですね。 原田 じゃあ、私も出して。わかりました。 刑事 そのときには、扱った者、担当の者に聞いていただければと思います。 原田 そうですね。なにか新宿駅構内の写真とかないんですか? 刑事 それはいま、分析している最中です。 原田 分析ですか。わかりました。ほかには目撃者とかは? 刑事 そうですね。当然そうなりますね。 原田 私の周りにいた人とか? 刑事 出てくればいいんですけどねー。新宿駅、一日何十万人も来るわけですからねぇ。 原田 ビデオカメラは? 刑事 一番いいのは、やはりビデオカメラがそうですよ。そういう意味では駅員さんにも話を伺うべきですよ。 原田 現場にはいなかったのに? 刑事 フフッ(笑)、当然駅員さんにも話を伺います。 目撃者とビデオカメラ。息子は身の潔白を証明するために、最後まで正常な捜査をお願いしていました。 原田 あの、本当に私だけでなくて、生活安全課にその3人が呼ばれたんですか? 刑事 ええ、まだいますよ。手続き中ですよ。 原田 こっちに来て、ずっと私に対した質問のような形をとっていた? 刑事 ええ、そのとおりです。 原田 間違いなく? 刑事 間違いなく。アルコール検知もしておりますし。 原田 私は本当、駅員の方に、本当に一方的に……。 刑事 それはやっぱりね、駅員さん呼び出して捜査しないといけないですね。 原田 傷を負いました。恐怖をおぼえました。本当に。 その後、再出頭の段取りの話になりました。息子は〈弁護士の方に依頼する場合には、そのタイミングに合わせるって可能ですか?〉とたずねていました。 刑事 現時点の段階では、まだ刑事事件になってないわけですから。これからですから。 原田 同時出願という形になるんですか? 被害届は? 刑事 時間は違ってもお互いに、ということです。 原田 お互いに? それだと先ほどの話だと、私があって、みたいな、原因とそのあとみたいな感じになる? 刑事 そうでしょうねぇ。 原田 そうでしょうね!? 刑事 それは、双方の話がどういうふうになるか。 原田 それは……そうでしょうね。 Y刑事はふたたび〈目が覚めたら、帰っていただいて結構ですから〉と言い残し、エレベーターに乗って去っていきました。「上へ参ります」というエレベーターの音声案内が響きました。 ドアの開閉する音、足音、風の音、さまざま音が行き混じるロビーで、息子は疲弊しきった身体を長椅子に横たえました――。 長椅子を目にしていた私は、ふっと時間を遡り、その光景を見ているような気持ちがしました。どんなにつらかったことだろう、悔しかっただろう、お腹も空いていただろう。 眠っている息子を抱きかかえ、家に連れて帰ってあげたかった。無念が胸にこみあげました。 「……ええ、だからちょっと、見てる人も、ちょっといないもんですからねぇ」 菅原課長の言葉に、我に返りました。当時、新宿警察署の1階の出入りは自由で、ドアが開閉するたびに冷たい風が吹き込んできていました。 吹き抜けの手すりの真ん前に置かれた長椅子で、熟睡できようはずもありません。 ボイスレコーダーには息子の咳の音、そして泣き声も残されていました。 午前5時40分の少し前、高い靴音が響き、息子は起き上がりました。 その後、トイレで顔を洗ったのでしょうか。水流音が何度も繰り返され、ポツリ、ポツリと落ちる水滴に重ねるように、 「よし、いこう」 小さくつぶやきしました。 そして、フーというため息が聴こえたかと思うと、息子は。嗚咽しはじめました。 すると、ガシャンという音ともに倒れ込んだ様子で、同じトイレ内にいた人がなにか言葉をかけてきました。息子は〈大丈夫です〉と答えました。〈なにか保護かなんかされたの?〉と相手はたずねてきます。〈大丈夫です〉と繰り返して息子はトイレを出て、その足で新宿警察署をあとにしました。長椅子のうえで、目覚めてから5分ぐらいの間の出来事です。 警察署の前の大きな道路を走りぬける、車の音が飛び込んでくるように録音されています。 息子は少し歩き、タクシーに乗り込みました。息子の声はこう告げました。 〈新宿駅へ〉――。 ■新宿駅 新宿警察署を出て、菅原課長の案内で、新宿駅に着きました。 新宿駅に着いたとき、 息子はどんな気持ちだったたのだろう、どんなにつらかったことだろう、悔しかったことだろう。 時間を遡ることができるなら、死に向かう息子を引き止めたかった。息子の無念が胸にこみあげました。 「息子さんは、大学生とこの通路ですれ違ったんです」 菅原課長の思いがけない言葉に、我に返りました。 息子の残したボイスレコーダーには、何度も、取調べに当たった3人の刑事から、 「女性の方が階段で、あなたに、お腹を触られたと被害を訴えている」 「女性は階段で、真正面から来たので、あなたの顔を見ている」 などと言われて、明け方まで取り調べを受けていた様子が残されていました。 その時、新宿警察署にたいして、信頼してはいけないという不信感が、確信に変わったのです。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 [※] 携帯電話専用です。 ▲
by harada-n
| 2010-09-27 22:57
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2010年 09月 20日
原田です。 皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。 先週は、沢山の方々が新宿駅に励ましに来てくださいました。 現在7057名の方々から、ご署名をいただくことができたのは、皆様の応援のお陰です。 ご支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。 皆様に今日は1月11日に私が新宿警察署にお伺いした時のことをお伝えしようと思います。 ■1月11日 午前10時に新宿警察署へ伺うと約束した日、私は山の手線で新宿駅へ向かいました。 手には鞄と白い花束。鞄のなかには警察に答えていただくための質問状2通が入っていました。 白い花束は、息子に捧げるためのものです。 新宿駅では息子が暴行を受けたと思われる現場に赴き、手を合わせました。そして、西口の改札を抜けると、すぐ目の前にはタクシー乗り場。その右手横に交番が見えました。 息子が連れてこられ、3人の警察官に取り囲まれた、西口交番です。なかには数名の警察官がいました。私は無言で交番内に入っていきました。 私はそのまま床に白い花束を置き、数分間、亡き息子に黙祷を捧げました。その間、誰ひとりとして話しかけてくる警察官はいませんでした。 そして、ふたたび花束と鞄を手に取ると、交番を出て、タクシーに乗って新宿警察署を目指しました。 当時の新宿警察署は、吹き抜けのある1階に受付はなく、誰でも好きなように入れるようになっていました。階段で2階まで上がり、受付で黄海副署長と面会の約束がある旨を伝えました。 しばらく待つことになり、辺りを見渡すと、吹き抜け側の2階の手すりの前に2脚並んだ長椅子が、目に飛び込みました。 「あぁ、あそこで息子が」 1階が出入り自由な状態でしたから、風が吹き込んでくる。私には野ざらし同様に見えました。 息子は午前4時まで続いた事情聴取から解放され、この長椅子で仮眠をわずかに取っていたのです。 「こんなところじゃ、疲れた身体が休まるはずはない……」 いまさらながら、不憫で仕方がありませんでした。私はその長椅子に腰かけ、息子の無念を噛みしめていました。 そこへ、ふたりの男性が現れました。新宿警察署の黄海副署長と、菅原生活安全課課長です。彼らは一度顔を見合わせてから、私に話しかけてきました。 同じ2階の応接室に案内され、黄海副署長は、笑みを浮かべておっしゃいました。 「今日はもう我々はですね、腹を裂いてですね、本当の事実のありのままを、お話しようと思っているんですよ」 しかし、その前に私がボイスレコーダーでの録音をお願いしたときは、ふたりとも血相を変えて、「やめてもいいですけど」、「普通、録音しないんですよ」、 「出されて、やられたらお話できない」と口ぐちに拒否されました. 私が、「それでは、お話を」と切り出すと、「まあ、お茶でも一杯いかがですか、せっかく新宿署に来ていただいたんで。まあ、あとでいろいろ見ていただきたいなぁと思っていますんで」と、 黄海副署長、菅原生活安全課課長ともに熱心にお茶をすすめました。 「私に連絡をいただいたのは、ネクタイのことなんですか?」と質問をすると、「ネクタイのこともありますけれど、時間も経過しましたし、そろそろ説明を申し上げたいなぁと思いましてご足労を」とおっしゃいました。 まず、私は最初に、12月13日に黄海副署長からの電話で告げられた言葉を確認しました。私が少しずつ読み上げて、確認をお願いしました。 「おおぜいの人が行き交う新宿駅で息子さんを痴漢と断定するのは無理と痴漢容疑は晴れたが、その後、お互いの暴行容疑で取り調べが続いた」 と読み上げたとき、「取り調べ、じゃなくて事情聴取ですね」と副署長から訂正が入りました。「取り調べじゃなくて、事情聴取?」と私がたずねると、 「取り調べというと、犯人じゃないですか。ねえ。そうじゃないんで。事情を聴くという意味です」と言われました。 また、早朝に帰ってもいい、と言ったという説明については、「ずーっと長く署のほうのなかに帰ってはいけませんよ、という状態を作るわけにはいかないから」とのことでした。 そして、黄海副署長はこう言いました。 「痴漢の疑いというのは、たしかにかけられたんです。やっていないということもわからないんです。特定するにいたらなかった。そういうことです」 痴漢をしたか、痴漢をしていないか、両方のケースがあると言われ、私は「これだけは言わせてください、息子のために」と申し上げました。 「息子が、痴漢をしたり、自殺をしたりするようなことは、絶対にない、と、知り合いの者、親戚の者、大学の先生、息子の友人、みんな申しております」 黄海副署長は、「それはご本人にしかわからない」と言いました。私は、その言葉に、とても腹が立ちましたが、「そうですね、いまとなってはそうでございますね」と答えました。 すると副署長は 「我々もそう思って冷静に判断したんですよ。息子さんのために判断したんですよ。結果的には。だって疑いかけられて、痴漢を特定にいたる材料がなかった、特定にいたらなかったということを我々は認定したんですよ」 息子がこの世にもういない状況において、「息子さんのために判断した」と言い切れる神経に私は耳を疑いました。 「たとえば、ひとりの悪意のある女性がいて、なにかの腹いせにということは?」とたずねると、 「たとえばというのはやめましょう。実際にあった話ですから。すれ違ったときにお腹を触られたんではないか、ということで、直後にいたのが息子さんですから。すれ違って。 それで女性が被害者だということで、周りの学生も加勢して抑えようとしたら逆に抑えつけられたのは向こうのほうだったんです。 息子さんのほうが馬乗りになっちゃったんですよ。怪我をするとしたら向こうのほうなんですよ」 と言われましたので、「では、トラブルとなったきっかけは?」と問うと、副署長の返答はこうでした。 「たとえばの話をやりましょう。女性が、この人が痴漢だと言ったら、一緒にいた人間はどうします? そんなの放っとけって言いませんよね。摑まえなきゃいけないと思うのが普通じゃないですか。 とりあえず事情を聞くために、ちょっと待ってくださいよって、押さえようとするのが普通じゃないですか」 「ちょっと待ってくださいよって、引き止めるのに、なんで馬乗りになったりする事態になったんでしょうか」 「だから、息子さんのほうが強かったんじゃないですか。結果的には駅員さんが見ているんです。息子さんが、相手に馬乗りになっているところを見ているわけですよ。相手は鼻血だして、怪我してる」 「息子が一方的に暴力を加えていると判断されたわけですか?」 「わからないです。要するに、お互いのトラブルじゃないかっていうことで、駅員は現場に行ったんです。そのときに息子さんは110番をしている」 このやり取りのあと、私は鞄から質問状を取り出しました。息子の経緯をたどりたいので、いつなにが起きたのか、質問状に空欄を設けている質問状です。 しかし、副署長は、受け取らず、「自分で書いてください」とおっしゃいました。 ■物証はない 私が読み上げた質問状に対して、副署長は次のように回答しました。 ・相手の学生3人は、午前1時ごろから別室で事情聴取を受け、午前4時ごろに一緒に帰った。 ・息子は同じ時刻ごろから事情聴取がはじまり、午前4時ごろに終わったが、本人の「自宅に帰らないで、ここで寝たい」という希望により、2階で休んでもらった。 息子が休んでいるところを、署員は5時15分ごろに見たが、6時半ごろにはすでにその姿はなかった。息子が新宿署を出たところを、誰も見ていない。 ・警察としては身柄拘束したわけではない。あくまで任意の事情聴取だった。 ・後日、息子は相手を暴行容疑で訴えるため、被害届を提出すると言っていた。 ・結局、被害届は両方から出ていない。 ・両方の事情聴取により、警察は学生に「原田さんに痴漢の疑いがかけられていましたけれども、原田さんがやったという特定はできませんよ」と説明した。 ・新宿駅のビデオカメラの確認はやっているが、普通は、階段を上から撮る、下から撮るという、階段の途中を撮影したカメラはない。息子と女性がすれ違ったことが確認できるビデオテープはない。 物証はない。 ・ビデオテープはないが、息子と女性がすれ違ったことは事実である。その根拠は、女性が、「犯人」の姿格好、身体の特徴、すれ違った状況を憶えていて、その情報を総合して間違いないと判断したためである。だから、ビデオによる証拠は裏付けるものになるか、ならないかという話である。 ・通路にはビデオカメラがあるがトラブルの様子は映っていない。したがって、どのビデオカメラにもトラブルがあった時点の映像は映っていない。 ・息子に目立った外傷はなかった。 ・女性の服装から指紋を取る等のことは、いま、捜査でいろいろやっている。しかし服からは指紋がとれるということはない。 ・できれば、歯ブラシなどDNA鑑定に必要なものを任意提出してほしい。事情聴取の当日に採取しなかったのは、息子の死を予測しなかったから。後日来てもらったときに提出してもらうつもりだった。 ・しかし、いま調査しているのは、暴行容疑についてで、痴漢容疑ではない。痴漢行為については特定できずで終わっている話。 ・息子と相手方3人のアルコール検査の数値は、個人情報のため、お話できない。息子は泥酔まで至らなかったが、かなりの量が出ている。相手は男性ひとりが飲んでいない。息子とトラブルになった男性、女性はそれぞれ微量だった。 ・110番通報の内容は、駅員に取り囲まれているとしか、記録がない。 いま、こうして列記してみても、黄海副署長の説明に、矛盾点がたくさんあることがわかります。 息子のボイスレコーダーを何度も聴いたあとでしたから、すぐに説明の不自然さに気づきました。それだけではありません。1月11日以降、新宿警察署が取った対応は、この時点で確認したことから、大きく変遷していくのです。 ちょうど110番通報について質問をしているときだったと思いますが、副署長は急に書類を見ながら、「お母さん、我々がなんか悪いことしたみたいに、いつも言われちゃうのはつらいところがありますね。警察がなんか息子さんに悪いことしたみたいじゃないですか」 とおっしゃったのです。 ですから、「私はここでなにがあったのが知る義務がございます。息子がどういう足取りをたどって早稲田駅まで行ったのか、親として知らなければいけないので、お伺いしているんです」と申し上げました。すると、 「それはごもっともですけれども、息子さんは痴漢っていうことで疑っていたんですけれど……我々としてはなんでそういうふうに言われなきゃいけないのかなと思っちゃうんですよね。逆につらいですよ、我々としても。で、息子さんを失くしたつらさはわかりますけれど、我々としても、一生懸命原田さんのためにやったのに、なんでそんなに言われなきゃいけないのかな、とつらいところがありますよ」 黄海副署長の言葉を聞いて、私のなかに抑えがたい感情が沸き上がりました。 「あの、私も、痴漢容疑を掛けられた人間が、どのような処遇を受けるかということは、今回のことがあるまで、まったく知りませんでしたので、まず第一にショックだったのは、 息子が痴漢にされてしまったこと。そして、そのために事情聴取を受けたこと。そして、その後、亡くなってしまったことです」 「うん、亡くなったことは不幸ですけれども、警察署としては痴漢を疑われてきたときに、事情を聴くのは当たり前の仕事です」 黄海副署長は自分たちもつらいと言う。息子を失った私は、もっとつらい。 けれども、一番つらく、悔しかったのは、息子自身のはずです。その心情を慮るような言葉は、この日、一言も伺うことはできなかったのです。 ■確約証 私は副署長に、息子が書いた確約証を見せていただきたいと希望しました。ボイスレコーダーには、そのときの状況が残されていました。 息子は、事情聴取が終わりに近づくころ、〈明日の仕事に支障をきたすので、休養を取りたい〉と申し出ました。事情聴取を受けた部屋でわずかな時間、パイプ椅子を並べて休んでいたところ、 午前3時36分、刑事がやってきて、息子を起こし、後日呼び出しがあれば出頭に応じる確約証を書いてほしいと言われました。 刑事 後日ですね、刑事課、地域課、どちらかのほうで被害届を出してもらいますんで、今日は遅くなったんで、今日のところはいいですので。で、後日、出頭願い、警察のほうで呼び出しがあった場合は、こちらのほうに出頭しますよ、と言う確約書のほうを書いてください。 原田 (くぐもった声で)ちょっと待ってください……。 刑事 確約書というのは、いつでも警察署に来ますよって、それだけでけっこうです。要はあなたが確約証を出してくるときに(笑)、警察の呼び出しに応じますよって(笑)。 原田 ええ。書式はないんですか? 刑事 あぁ、ご自由に書かれてけっこうです。 原田 ……どう? 刑事 書きづらい? 原田 非常に、……どう表現したらいいのか。 刑事 あぁ、じゃあ書こうか。私が体裁を(笑)。 原田 えぇ、申し訳ないです。 刑事 でね、ここだと休みづらいから、どうします? 下のソファで休みます? 原田 (弱弱しい声で)できれば、そうしたいです。 刑事 わかりました。これを書いたら下に行きましょう。 原田 うん。 刑事 朝何時ごろ起こしゃいいですか? 原田 そうですね……7時半ぐらい。 刑事 7時半ごろね、わかりました。 明け方、意識が朦朧としているなかで、慣れない書類を書かなければなりませんでした。 息子の声の様子から、衰弱しきっていることがわかりました。まず刑事が確約書の体裁を手本として書き示しました。 息子はこのときコンタクトレンズを外していました。裸眼で0・1以下、そして疲労のため、文字を目で追うのがつらいようでした。そこで刑事が文面を読み上げ、あらためて息子が確約書を作成するという作業になりました。 書き写しながら息子は〈法廷でぜんぶ、という運びになるんですよね〉とたずねました。すると、刑事も〈裁判というかたちになりますよね〉と返しました。 息子は視力矯正ができていないため、字体が乱れることを気にしていました。 原田 この視力の状態で資料を書くと、社会的に欠陥があるような。 刑事 そんなことないでしょう(笑). 原田 いや、どうでしょう。 刑事 取り調べに、警察署にいつでも来ますよっていう(笑)、あれですから、ハハハ。 原田 これが公的に扱われるわけですよね? 刑事 いや、これ、警察署だけのあれですから。要はこういうふうに警察署に呼び出しがあったら来ますよっていう、我々に対する申し立て状ですから。 原田 ちょっと注意書きをしたいんですけれど。ちょっと視力が落ちた状態でしたっていう。 刑事 別に構わないですよ。警察署のほうだけですから。 原田 間違いないですか? 刑事 間違いないです。(確約書の文面に合わせて)……しましたが、このことで……警察署から、呼び出しがあった……いつでも……まあ、いつでもいらないか……出頭します。 原田 出頭って? 刑事 うん、お伺いしますでいいでしょ。自分のお言葉で。で、その下に平成21年12月11日。 原田 この字だと……。 刑事 大丈夫ですよ。ここに電話番号書いてください……で、ここに警察庁新宿警察署長。 原田 警察署? 刑事 警察署長ですね。新宿って書いておきゃいいや。新宿警察署長、で、立川の立、延びる、哲学の哲、そう。 原田 (書きながら)相手方とはこのあとどうなるんですか? 刑事 あなたのほうが被害届を出して、その暴行の事実について……それはなんでしょうか? 原田 矯正視力がない旨を。 刑事 ハハハ、どうぞどうぞ、フフッ、ご自由にお書きください。いいですよ、注を入れなくても……らん、らん、らーん、なんだ? 乱筆……下にね。 刑事の声には、ときに含み笑いが混じっていました。いっぽう、息子はボロボロの身体で、それでも先方の要請に応じようと、力を振り絞っていました。 このときに書かれた確約書をこの目で見たいと望みました。 息子が危惧していたとおり、確約証の文字は乱れていました。実は、コインロッカーで発見された鞄のなかのコンタクトケースに使用済みのコンタクトレンズが2枚入っていました。 息子のコンタクトレンズは毎日使い捨てのものなので、それを見たときは、このコンタクトレンズを外した時点では、朝起きて、もう一度装着し、自宅には寄らず、その足で大学まで出勤しようとしていたのかしら、と考えておりました。 黄海副署長から見せられた、確約証の文字を見て、私は絶句しました。息子が事情聴取の際にノートに走り書きしていた文字と同じだったからです。 そのノートは鞄のなかから見つかりました。初めのほうのページは、新しい職場のための覚え書きや、講義の内容だったので、仕事用のものだと考えていたのです。 しかし、あるとき、なにか手掛かりがないかとページを後ろのほうまで繰っていると、急に、乱れた字で、シンジュクケイサツショ、録音で人権、防犯という文字や、人の名前、 階段の両脇に記された15、16という数字、そして、左下隅に「こうなっちゃった人生 事件 どういうわけで」と書かれていたのでした。 その乱れた文字は、息子の身になにか異常事態が発生しているのを知らせるシグナルそのものでした。確約証の文字もまた同様です。私はしばらく見つめたまま動けませんでした。 ボイスレコーダーを聴いていても、心のどこかで息子が自殺するなんて絶対にないという確信に似た思いを持ち続けていました。 しかし、その気持ちが揺らいだのです。そして、あぁ、息子は自殺したんだなと、はじめてそう思いました。 そして、黄海副署長に「もともと字がきれいな子じゃないんですけれど、本当にひどい精神状態で書いたのがわかります」と申し上げました。文面は次のとおりです。 確約証 本日、私は暴行を受けたことで新宿警察署で話をしましたが、この事で警察署から呼び出しがあれば、随時お伺いします。 平成21年12月11日 原田信助 印 新宿警察署長 安延哲夫殿 上記 ●(書き損じを消した後)視力が逸した状態のため乱筆になりました旨を記載します。 私はこの確約証を写真で撮らせていただけないかとお願いしましたが、無理だということでしたので、できるかぎり息子の文字を忠実に真似して、書き損じの後も同じようにしてノートに書き写しました。 ■写真 また、この日は、新宿警察署で最後に息子が撮られた写真もこの目で確認しました。 息子の格好は、上着がぐしゃぐしゃになっていて、ワイシャツは、襟元が乱れ、ズボンが飛び出し、暴行を受けた際に引っ張られたからか、長時間の取り調べの際にそうなったのか、ネクタイは床のほうまで結び目が垂れさがっていました。 休んでいるところを起こされた息子は、確約証を書き終えると、次に写真を撮影すると刑事から言われました。 刑事 原田さんね、今日の服装のやつだけ、変わっちゃうんで、服装のとこだけ、こういう状況でしたよっていう、いまのネクタイがこうなっている状況の写真だけ撮りますから。そのときの状況ですよね? 引っ張られた。 原田 いやあの、駅員さんのあとですよ、これは。 刑事 うん、駅員さんのあとでけっこうですから。ここにいらっしゃった姿をそのまま撮りますから。 原田 ただ、そのあとに睡眠、仮眠を取らせていただいたり……。 刑事 あ、大丈夫ですよ。うん、いまの、とりあえず今日の服装だけ撮らさせていただきます。 原田 ああ。 刑事 どうぞ、お越しください。全身だけで結構です。 原田 それは、当時と……ちょっと待ってください。 刑事 いや、今日の服装、服装。 原田 任意ですか? 刑事 (さえぎって)よろしいですか。いきますよ……お鞄をお持ちになってください。 原田 ちょっと待ってください。それは被疑者としての撮影でしょ? 刑事 違いますよ。 原田 違いますか。まったく理解できないことが多い。 刑事 いや、法廷でも、それはこうですよっていう証明になりますから。よろしいですか。 原田 ええ、なんでいま出てくるんですか? そういった話が。 刑事 要は、このときにあなたが暴行を受けた……。 原田 (さえぎる)確認させていただけますか? 刑事 どうぞ。 このとき、息子は鏡で自分の姿を確認したようでした。 刑事 はい、それでよろしいですね。 原田 髪も、かなりなんか……。 刑事 (笑いながら)髪は関係ないでしょ。 原田 狂人みたいな感じに見えますがね。 刑事 関係ない、関係ないです(笑)。 原田 本当ですか? 刑事 関係ない。……よろしいですか? 原田 ええ、これは……。 刑事 はい、どうぞ。 そして、シャッターが切られました。 写真のなかの息子の表情は、我を失っていました。自分に起こっていることが信じられないといった様子でした。思えば、ひどい暴行を受けたあと、4時間近く、事情聴取を受けていたのです。 どれほど疲れ果てていたことでしょう。息子の視点は焦点が定まらず、どこを見ているのかわかりませんでした。自分の人生の果てが見えてしまったのかもしれません。 25年間、育ててきて、はじめて見る、息子の表情でした。 私はショックを受け、また言葉を失いましたが、我に返りました。この写真こそ、最終的に死にいたらしめられるまで苦しめられた、動かぬ証拠だ、と。 「写真に撮らせていただいていいでしょうか」 そう申し出ると、黄海副署長は、「本来、裁断しなきゃいけない性質のものですから」と許可してくれませんでした。私が、その意味がわからないでいると、「息子さんは犯人じゃないんで、裁断しなきゃいけないんです」とおっしゃいました。 私は焦りました。「裁断する前にいただけないでしょうか」 「いや、取っときますから、これからも」 「いつまで取っていただけますか?」 「ずっと取っておきますよ」 「ずっと、とおっしゃいますと、私が生きている間でございますか?」 「取っておきます」 息子の写真は生きている間はずっと新宿警察署で保管される、裁断されない、と副署長が明言したことに、安堵しました。 ところが、息子の写真は、その18日後に、東京都迷惑防止条例の被疑者としての書類に添付されて、検察庁に送られることになるのです。 息子の写真は、私の生きている間はずっと新宿警察署で保管される、裁断されない、と副署長は明言しましたが、 実行されることはありませんでした。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 [※] 携帯電話専用です。 ▲
by harada-n
| 2010-09-20 12:08
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2010年 09月 16日
原田です。 皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。 現在7022名の方々から、ご署名をいただくことができたのは、皆様の応援のお陰です。 ツイッターでもフォローしてくださる方が1000名以上になりました。 ご支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。 初めていらした方から、事件と流れがよく解らないというご指摘をいただきましたので、7月11日の【6月15日 記者会見の趣旨】と【時系列】を、再度掲載することにしました。 【6月15日 記者会見の趣旨】 私の息子である原田信助(当時25才)は、平成21年12月10日午後11時頃、帰宅の為、新宿駅構内を通行中に、 見知らぬ男子大学生より、突然階段から引き落とされ、暴行を振るわれました。 息子が、その大学生の友人の女子大学生に対して、「お腹のあたりを触る」痴漢行為をはたらいたというのです。(12月11日新宿署にて判明) しかし、息子は非常に真面目で、女性に対しても優しく、礼儀正しく、決して他人に危害を加えるような人間ではありません。また、 息子が念願の新職場に就職したばかりで、当日は歓迎会の帰り道だったことも考えれば、息子が痴漢行為に及んだとはとても考えられず、 痴漢の嫌疑は大変な間違いであったと言わざるを得ません。 そもそも「お腹のあたりを触る」痴漢行為というのはきわめて不自然ではないでしょうか。 仮にその大学生にとって、信助が疑わしいと思われたのだとしても、 息子に対して振るわれた暴行は、痴漢犯人の身柄を確保するという目的をはるかに逸脱した、過剰で違法な暴行です。 ところが、警察は、息子の被害の訴えを十分取り上げないまま、息子を痴漢行為の被疑者として深夜にわたり取調べを行い、 その結果、息子は自らの無実の訴えが聞き入れられないと絶望して、翌朝、自殺に追い込まれました。 さらに、警察は、亡くなった息子を痴漢の被疑者として書類送検し、一方で、息子が必死で訴えていた暴行行為については、 十分な捜査を行わないまま、書類送検も行わず、事件として終わらせてしまいました。 息子は亡くなりましたが、だからといって、息子の受けた暴行被害が、社会的に不問に付されてよいはずがありません。 息子は、今は何も語ることができませんが、確かに当時ははっきりと被害を訴え、加害者に対して処罰を求めていました。 私が恐れているのは、息子が亡くなっているために、息子の受けた暴行被害までもが、存在しなかったものとしてうやむやにされることです。 息子の遺志に沿うべく、私は東京地方検察庁に告訴状を提出し、ようやく受理されました。 また、私は、連日事件現場である新宿駅に立って、目撃者の方がいらっしゃらないか、情報提供を呼びかけています。 私は、この場をお借りして、息子が決して痴漢行為など行う人間ではないということを社会に訴え、信助の名誉の回復を図りたいと思います。 また、息子の受けた暴行被害について、きちんと捜査がなされ、起訴されるべきだということを訴えたいです。 そして、真実が明らかになるよう、もし、当日の新宿駅での出来事を目撃した方がいらっしゃれば、情報の提供をお願いしたいと思います。 【時系列】 ■2009年12月10日~11日 午後11時頃、歓迎会から帰宅するために新宿駅構内を通行中だった息子は、女子大学生の(お腹を触った)痴漢犯人とされ、 女子大学生の友人の男子大学生に階段から引き落とされ、一方的な暴行を受けた。 息子は110番通報をしたが、駆けつけた駅員・警察官より、痴漢犯人として扱われ、新宿西口交番から、新宿警察署に任意同行された。 そして、新宿警察署では痴漢の被疑者として、明け方4時頃まで取り調べを受け、その後、息子は、新宿署内で休息を取り、5時45分頃警察署を出ると、 電車に乗り早稲田駅に行き、午前6時40分、電車に轢かれ重態となり、東京女子医大に搬送された。 午後7時15分に私(原田尚美)の携帯電話に牛込警察署より電話があり息子の事故を知る。 ■2009年12月12日 牛込警察署から、息子の持ち物らしきボイスレコーダーが落し物として届けられているとの連絡を受け、息子の声を確認して受け取る。 新宿警察署に電話をして、息子が何故、新宿署にいたのか、何時までお世話になっていたのか 教えていただきたいと訊ねるも、「わからない」という答えしか返ってこないため、110番に通報して、きちんとした説明を求める。 ■2009年12月13日 新宿警察副署長黄海氏より、私に電話があり、 「息子さんと大学生3人との間でトラブルがあり、駅員に取り囲まれ、お腹を触られたんではないかとする痴漢容疑で 新宿警察署(生活安全課)で事情聴取を受けるが、 大勢の人間が行き交う新宿駅で、息子さんを痴漢と認定するのは無理という判断の元、痴漢容疑は晴れたが、 その後、お互いの暴行容疑で事情聴取が続き、3時から4時ころ、『学校もあるだろうし、会社もあるだろうから、帰宅するように』と言われ、 大学生は帰ったが、息子さんは休ませてくれ、と言って2階のソファーで休んだ。 息子さんが署を出たのは5時15分・・・5時から6時半くらいの間かな。誰かが付きっきりでいた訳ではないので、正確な時間は分からない」と説明があった。 私が「息子はケガをしておりませんでしたか?」と訊ねたところ、「外傷はありませんでした」と答えた。(※この電話の内容は、翌2010年1月11日の新宿警察署での会見の際、 黄海氏本人に確認しています) ■2010年1月9日 新宿警察署副署長より電話。1月11日に会うこととなる。 ■1月11日 新宿警察署にて、黄海氏と生活安全課課長菅原氏と会見。 「息子さんは(痴漢容疑の)犯人ではない」と言われ、ボイスレコーダーの提出を求められる。 黄海氏の説明では、息子と、息子と組み合った男子大学生一名のみが事情聴取を受け、女子大学生ともう一人の男子大学生は参考人、 誰からも被害届は出ていないと言われる。 事件当夜、息子が暴行を受けた現場からかけた110番通報の内容と、受けた暴行の内容については、後日確認後に連絡をいただいて、 息子の代わりに私が暴行の被害届を出すことになった。 ■1月28日 新宿警察署の生活安全課課長から電話があり、息子を東京都の迷惑防止条例(痴漢)の被疑者と認定し、書類送致するとのことであった。 女子大学生の被害届が出されているのか訊ねたが、有無について明言を避けられた。 また、新宿署として認定した、と言われた。 ■2月1日 同じく新宿警察署の生活安全課課長から電話。1月29日に息子を東京都の迷惑防止条例の被疑者として、東京地検に書類送致したとのことであった。 暴行容疑の事情聴取での調書は存在するのかと訊ねたところ、調書は存在しないと説明したはずであると返答。 ■2月25日 新宿警察署に、息子に代わって被害届を提出しようとしたが、拒否された。 JR新宿駅駅長室で助役さんに、12月10日の日誌を見せていただく。 [12月10日・8号ホーム23:05迷惑行為で110番]と記載されていた。 暴行現場である階段の上に設置された防犯カメラは「階段の下まで写すカメラ」であることを教えていただく。 新宿駅でのチラシ配りの許可はいただけなかった。 ■3月1日 警視庁情報公開センターに息子の「110番通報」の開示を請求。 ■3月11日 新宿駅でチラシを配り始める。 ■3月16日 東京都庁個人情報開示課へ、「110番通報」の開示請求について相談に伺う。 ■3月18日 弁護士の先生に「110番通報」の開示請求のため「23条照会」をかけていただくことになる。(3月24日付照会) ■3月23日 新宿警察署に男子大学生を住所氏名不詳のまま暴行容疑で告訴しようとしたが拒否された。 暴行現場である階段の手前に、新しい階段が完成する。 ■4月6日 東京地方検察庁に弁護士の先生と告訴状を持参。 ■4月8日 新宿警察署から「郵送した告訴状を返送する」と2度めの告訴拒否の連絡を受けた。 ■4月12日 目撃者探しのためのブログを開設。 ■4月20日 検察庁から電話。検察庁は告訴を受理する方向で動く旨および証拠としてボイスレコーダーを提出してもらいたいという要請を受けた。 ■4月23日 息子が11時27分にかけた「110番通報の記録」が一部開示された。(4月19日付回答) ■4月27日 検察庁から電話。都の迷惑防止条例の不起訴記録は非開示と連絡を受ける。 ■5月25日 検察庁から「男子大学生に対する告訴状は受理されている」旨の連絡を受ける。 【メディアの報道と警察署・JRのコメントの変遷】 ■5月7日 夕刊フジに記事掲載。 ■5月17日 週刊ポストに記事掲載。 ■5月20日 産経新聞に記事掲載。 同署(新宿署)によると女性は触ったという人物の顔を見ていない。 唯一の物証は防犯カメラの映像だという。 「女性の『(誰かに)触られた』という証言は信用できる。すれ違った瞬間はカメラの死角だが、証言と同じタイミングで触れる人は原田さんしか写っていない。 証言と映像で複合的に判断した」と説明する。 「本来は立件するような事案ではなかった。母親の『暴行』との訴えや、相手の女性の気持ちも考慮した結果白黒つけるべき話になった」 「(大学生の行動は)痴漢の行為を引き留める行為の一環」 ■5月25日 週刊女性に記事掲載。 【新宿署のコメント】 「痴漢と暴行をセットで捜査して終了した」 「原田さんが亡くなったことは、大変お気の毒ですが、本件については必要な捜査を適正に行ったあとに送致しております」 【JRのコメント】 『JR東日本の話』 「社員が現場に駆けつけたときは、1人の男性が馬乗りになって押さえつけていた、とのことです。痴漢ではなく、トラブルとして対処した、と聞いています」 ■6月14日 フジテレビ:スーパーニュースで放送。 ■6月15日 司法記者クラブで記者会見。 ニコニコ動画で生放送。 TBSニュース23で放送。 ■6月16日 産経新聞に記事掲載。 毎日新聞に記事掲載。 共同通信社にて記事配信。 ■6月21日 【JR新宿駅駅長室】 『助役さんの話』 [12月10日・8号ホーム23:05迷惑行為で110番]について 「迷惑行為といっても喧嘩、痴漢など色々ある」(A助役) 「社員が現場に行って確認してから110番通報をしている」(A助役) ■6月28日 【JR新宿駅駅長室】 『助役さんの話』 「JRの社員が現場に行き、女性から『痴漢』と言われたので、8号ホームから別の社員が警察に通報した。」(A助役) 「『迷惑行為』とは『痴漢行為』を指していう」(他の職員) 「警察官に引き渡した時間は、通常だと110番通報をしてから10分か15分後になる」(A助役) 「(テレビの警察のコメントのあった)息子が駅員の方の名札を奪ったというのは本当ですか」 という質問に 「警察に聞いてもらいたい」(A助役) 「事実です」(他の職員) ■7月7日 目撃者の証言等から、「息子のかけた110番通報」は11時過ぎ頃と判明し、二度目の「23条照会」をかけていただく。 ■8月11日 警視庁・新宿警察署及びJR東日本への【質問状】を送付する。 ■8月13日 息子が11時20分にかけた「110番通報の記録」が開示された。「応答した直後に無言のまま切断されています」という内容だった為、通信指令センターの山岸氏と会話をした最初の「110番通報の記録」を開示請求のため、三度めの「23条照会」をかけていただくことになる。 ■8月24日 JR東日本からの【回答】が届く。 ニコニコ動画で二度目の生放送。 ■9月11日 警視庁新宿警察署からの【回答について】が届く。 祈りをこめて開封した、警視庁新宿警察署からの【回答について】でしたが、【回答について】は回答できないという内容のものでした。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 [※] 携帯電話専用です。 ▲
by harada-n
| 2010-09-16 14:06
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2010年 09月 11日
原田です。 皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。 先週は、沢山の方々に新宿駅でチラシ配りのお手伝いをしていただきました。 署名もあと少しで7000名に届こうとしています。 ご支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。 今日は、息子の9回目の月命日となりました。 一月前に出した警視庁・新宿警察署からの【質問状に対する回答について】が、今日届きましたので公開いたします。 【新宿警察署長】 【質問状に対する回答について】 貴殿からの警視総監及び当職宛の平成22年8月11日付け「質問状」について、下記のとおり回答します。 【2010年8月11日付け送付の質問状と2010年9月10日付けのご回答】 ●警視総監 池田克彦 様 新宿警察署 署長 頼本和也様 2010年8月11日 【質問状】 前略 私は原田尚美と申します。 私の息子の原田信助は、「2009年12月10日午後11時すぎに,JR新宿駅の15、16番線ホームの階段または通路付近にて、たまたますれ違った3名(男性2名、女性1名)の大学生グループに ちかんの疑いをかけられ暴行されました」(以下、「事件」とします)。 その後、息子・信助は、新宿駅西口交番を経由して新宿警察署に連行され、「事件」に関する取り調べを受け,警察を出たのは午前5時頃でした。 心身ともに追い詰められた息子・信助は,2009年12月11日午前6時40分ごろ,東京メトロ東西線 早稲田駅のホームで自ら死に追い込まれました。 唯一の肉親として、息子・信助がどのような疑いをかけられ、どのような取り調べを受けたのかなど、その事実確認を捜査機関に対して行なうことは遺族の知る権利であると考えております。 つきましては、2010年8月18日(水曜日)まで」に以下の質問事項[1]〜[6]に対して文書にてご回答ください。 回答文書の送付先は,下記にお願いします。 〒●●●-●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●● 原田 尚美 [1]息子・信助に「お腹を触られた」などと被害申告した女性の腹部や腹部付近の衣服などから残留指紋や繊維などの微物採取をし、鑑定をされたのでしょうか。 また、息子・信助の痴漢や暴行行為を目撃した目撃者の確保はされたのでしょうか。 痴漢捜査については,目撃者の確保や供述の裏付け徹底,繊維変など客観的証拠の収集を行うよう,ガイドラインが出ていますが,本件でこのガイドラインは守られていると言えるのでしょうか。 [2]捜査機関が特定した「痴漢の現場」と「暴行の現場」は、JR新宿駅の15、16番線ホームに昇降する階段付近なのか、あるいは階段とつながっている通路付近なのか。 具体的な場所と、その場所を特定した根拠をお知らせください。 [3]「逮捕」ではなく「任意同行」された新宿駅西口交番で、息子・信助が再三の要望を出したのもかかわらず、通信させていただけなかったことには違法性があるのではないでしょうか。 違法性はないということであれば,その理由は何でしょうか。 [4]「逮捕」ではなく「任意同行」された新宿駅西口交番で、息子・信助に対して「被害届を出しに新宿警察署に行ってもらわなければならない」と騙して、新宿警察署に連行した 警察官の行為には違法性があるのではないでしょうか。 違法性はないということであれば,その理由は何でしょうか。 [5]「逮捕」ではなく「任意同行」された新宿警察署で、撮影を拒否する息子・信助に対して無理やり写真を撮影した新宿署員の行為には違法性があるのではないでしょうか。 違法性はないということであれば,その理由は何でしょうか。 [6]息子・信助が頭部を床に打ち付けられる等の暴行被害を訴えているのに、病院で検査を受けさせてから事情聴取をする等の配慮がなされなかったことには違法性があるのではないでしょうか。 違法性はないということであれば,その理由は何でしょうか。 [7]痴漢および暴行事件の現場と思われる、JR新宿駅の15、16番線ホームに昇降する階段付近、あるいは階段とつながっている通路付近を撮影した防犯カメラの映像はあるのでしょうか。 もし、痴漢および暴行事件の一部始終を撮影した映像があるなら、私がそれを閲覧することは可能なのでしょうか。 【回答】 1 質問事項[1]~[7]について 個別事件の捜査に関する事項につき、回答は差し控えさせていただきます。 [8]新宿警察署の担当者は、息子・信助が疑わしい行動をしているという防犯カメラの画像を見るようにと(●●●局のディレクター●●●氏)を経由して私に打診してきたのはどのような理由からでしょうか。 なぜ直接打診してこなかったのですか。 【回答】 2 質問事項[8]について 当署員が、テレビ局のディレクターを経由して、貴殿に防犯カメラの画像を見るように打診した事実はありません。 [9]メディアで公表された警視庁(新宿警察署)の痴漢および暴行事件の発生現場に関するコメントに一貫性がない(【※】参照)のは、いかなる理由からでしょうか。 【※】メディアに対する警察コメントの変遷ぶり ①息子と大学生がすれ違うところは、防犯カメラに写っていない <2010年5月20日「産経新聞」(朝刊/26面)より> ↓ ②息子と大学生がすれ違うところが、防犯カメラに写っていた 息子が別の女性のお腹を触っているようにみえる画像がある <2010年6月14日放送「スーパーニュース」(フジテレビ)より> ↓ ③息子と被害者と思われる女性と、もみあう様子が階段の下で確認された <2010年6月22日放送「スッキリ!!」(日本テレビ)より> 【回答】 3 質問事項[9]について 当署では、メディアへの対応は同一の内容で行っておりますので、メディアの報道内容が異なる理由については、分かりかねます。 以上が、警視庁新宿警察署長氏からのご回答でした。 ご回答頂いたことには感謝しますが、肝心の[1]~[7]が無回答ですし、[8]と[9]がもし事実でしたら、メディアの方々の創作ということになります。 息子の最後の取調べをしたY刑事の言葉をお借りすれば、「お互いに訴えあうしかない」状況かと思われます。 【初めてきた方に分かりやすく】【署名テレビの携帯用のURLの改善を】というご指摘をいただきましたので、今日から改善することにしました。 【初めて来た方】は、右側の[以前の記事]欄の[4月]をクリックして4月12日に行っていただければ、最初のページに入ります。 時系列に付きましては、[7月]をクリックして7月11日に行っていただければ、[記者会見の趣旨]の次に、[時系列]をご覧になることができます。 先日、大学の先輩の方から頂いた息子の大学1年の時の写真を飾りました。 息子が初めて神社で年末年始の奉仕の仕事をした時のものでした。 神社にきてくださった先輩の方に向かって、息子は照れくさそうに微笑んでいます。 社会人になった息子も早稲田ゼミの仲間と一緒の息子も希望に溢れていました。 写真の息子に、名誉を回復して無念を晴らす日まで頑張ると誓いました。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 [※] 携帯電話専用です。 ▲
by harada-n
| 2010-09-11 01:28
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2010年 09月 05日
原田です。 皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。 先週は新宿駅に帰省から戻られた方が応援にきてくださり、チラシを沢山の方々に受け取っていただくことができました。 ツイッターでもフォローしてくださる方が900名以上になりました。 本当にありがとうございました。 ◆警視庁と新宿警察署からの回答は、まだ届いていません。 8月24日に新宿警察署のU副署長から「必ず回答しますので、もう暫くお待ち下さい」というお約束を頂いてから12日経ちますので、 明日(月曜日)は、U副署長もご出勤と思われますので、再度ご連絡することにしました。 ◆皆様に8月25日の追記でお知らせしましたが、 ジャーナリストの黒木昭雄氏と「警察改革を推進する全国ネット」構想についてお話をいたしました。 全国に1万人以上の息子と同じ被害者がいるというご連絡をいただきました。 この現状は、もう皆様にも人事ではなくなってしまっているということと思います。 黒木昭雄氏の推奨する「警察改革を推進する全国ネット」構想とは ●理不尽な取調べ ●明らかなる冤罪 ●警察の嘘 等がテーマとなります。ご自身やご家族のために「警察改革を推進する全国ネット」の構想に是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。 数日前に、黒木氏が、新しいブログ(黒木昭雄:調査取材事務所)を起ちあげた際に、息子の事件の目撃情報を求めるリンクを貼ってくださいました。 ありがとうございました。 【黒木氏の調査取材事務所:ブログ】のURLです。 【http://bit.ly/disaLs 】【 http://tantei708.com/a.kuroki/index.html 】 ◆最近になって、「コメントを送ろうとしたら消えました」「コメントが送れないのですが・・・」というご連絡が多くなりました。以前から、たまにありましたが、この一週間で10件以上になりました。 ある方に、「運営会社に問い合わせてみたらわかるのではないでしょうか」というご助言を頂いたので、コメント不能の理由を現在問い合わせ中です。 理由がわかり次第お伝えいたしますので、ご迷惑をおかけした方々にはここに深くお詫び申し上げます。 ◆それと、9月上旬に息子の事件の記事が掲載の予定だった某季刊誌の記者の方から、8月24日にこんなご連絡を頂きました。 今回の掲載見送りという●●●●編集部の判断は、私にとっても寝耳に水の話であり、大きなショックを受けております。 ライターが自分で持ち込んだ企画(原稿)は採用されないことがままありますが、今回のように編集部から依頼された原稿が見送りになることはとても珍しいです。 私はライター歴が10年ちょっとありますが、今回のようなケーは初めてです。 なので、私は●●●●編集部にさらなる説明を求めています。 なお、先ほどの編集長からの説明によれば、見送りの理由は原稿の内容ではなく、あくまでも雑誌の編成(ラインアップ)上の問題とのことでした。 もし、原稿の内容に問題があれば、私の責任で書き直すなどの対処がとれますが、雑誌の編成上の問題になってしまうと、いちライターの私ではどうする こともできません。 どうか、その点はご理解ください。 原田さんには●●●●編集部から連絡してもらいます。 上記のとおり、私も編集部に説明を求めている一人なので、今回の件について原田さんに何かご説明できる立場にありません。 先ほどの電話では、今回の件について取り急ぎ、一報を入れさせていただきました。 今後、編集部の説明で疑問点などがあれば、私に聞いていただいてもかまいません。また、編集部との話し合いがもたれるようであれば、ぜひ同席させてく ださい。 ◆その後、全く連絡がないので、私の方から何度かお電話しましたが、K編集長は外出中のままでした。9月3日にこんなご連絡を頂きました。 原田様 ●●●●の●●でございます。 ご連絡が遅れて申し訳ありませんでした。 今回の件につきましは、結果的に原田さんのご期待に応えることができず、たいへん申し訳なく思っております。 1)事の経緯は以下の通りです。 当初、今号に掲載を予定していたある記事が、執筆をお願いしていたライターの健康上の理由から、 掲載が難しい状況になりました。それに伴い掲載ラインナップの組み換えを行ったのですが、 そのライターから締切直前になって、何とかがんばって原稿を仕上げたい旨連絡があり、 編集部で検討した結果、当初の予定通り、その記事を掲載することしました。 そのためページ数の関係でどうしても1本記事を落とさざるを得ない状況となり、原田さんには申し訳ない結果となってしまいました。 今回に限ったことではないのですが、限りあるページ数の中で、どの記事を取り上げ、どの記事を落とすかは、いつも私たちの頭を悩ませる問題です。 結果的に陽の目を見ない記事が出てしまう点については、ほんとうに心苦しく思っております。 2)次号以降の掲載については、申し訳ございませんが現時点では予定しておりませんのでご了承ください。 ◆その後、9月4日に記者の方から、こんなご連絡を頂きました。 原田様 いつもお世話になっております。ライターの●●です。 ご連絡が遅くなり、申し訳ございません。 ●●●●の●●編集長に確認が取れましたので、以下お知らせします。 1)記事と写真について 今回は特例として、記事と写真を編集部が買い取る(筆者と撮影者が著作権を譲渡する)スタイルをとりましたので、今後の著作権者は編集部となります。 そのため、無いとは思いますが、もし原田さんのブログ以外で記事や写真を転載したい場合は、その都度、編集部と条件面について話し合いを してください。 本来であれば、記事と写真は編集部から原田さんへお送りするのが筋で すが、●●編集長から代行の指示がありましたので当方からお送りするようにいたします。 なお、今回は買い取りスタイルなので筆者と撮影者の署名をブログ掲載時に記載する必要はないですが、●●編集長の意向で雑誌名の記載も必要ないそうです。 2)誓約書について 何度も同じことを説明して恐縮ですが、編集部の方針や判断に関することはフリーライターである当方は答えられる立場にありませんので、誓 約書の件は直接編集部と話し合いをしてください。 当方が責任を持って対応できるのは、取材と記事の内容についてのみで あり、その他の内容についてはすべて直接編集部にお問い合わせくださ い。 ■返送先 〒●●●-●●●● 東京都新宿区●●町●-●●-●●●ビル2F●●●●編集部●●編集長宛 以上 よろしくお願い申し上げます。 【目撃者探し】 「昨年の12月10日午後11時ごろ、新宿駅構内で発生した暴行事件の目撃者を探しています。事件を目撃された方は情報提供をお願いします!」 7月下旬、午後10時。原田尚美はJR新宿駅(以下、新宿駅)の西口前で通り過ぎる人々に声の限りさけんでいた。 【母親の違和感】 新宿で信助の身にいったい何が起こっていたのか──。不審に思った原田は09年12月12日に自ら11 0番に電話して質した。すると翌日、信助を捜査した新宿署から事件概要を説明する電話があった。原 田によれば次のような内容だったという。 「息子さんはおなかを触たかもしれないという痴漢容疑で事情聴取を受けたが、大勢の人間が行き交う 新宿駅で痴漢と断定することは無理なので容疑は晴れた。その後、暴行容疑での事情聴取を続けたが午 前3時から4時ごろに帰宅させた」 信助は痴漢の容疑者ではなかった。安堵する原田のもとに信助が亡くなる直前に新宿駅のコインロッ カーに預けていた荷物や、亡くなったときに所持していた遺品が落とし物として返却されてきた。そこ には、信助のレコーダーも同封されていた。 「信助の声が録音されているかもしれないと思ってレコーダーを再生してみたら、信助が交番や新宿署 で必死に闘っている様子が聞こえてきました。約10日間かけてすべてを聞き終えたとき私は怒りで身体 が震えました。新宿署は私に信助の痴漢容疑は晴れたと説明していたのに、信助に対しては痴漢したこ とを前提に取り調べをして追い込んでいたからです」(原田) さらに年明けの10年1月11日に新宿署へ訪問した際、副所長からあらためて説明があった。 「息子さんは痴漢容疑の犯人ではない。息子さんと組み合った男子大生1名は事情聴取を受けたが、一 緒にいた女性と男性は参考人で、誰からも被害届は出ていない」 信助の代わりに原田が暴行の被害届を出すことになり、この日の面会は終った(被害届は新宿署に拒 否されたため、最終的に東京地検へ告訴状を提出)。 新宿署の説明とレコーダーの録音内容とのギャップに原田は違和感を覚えていた。もしかしたら、新 宿署の説明は事実と違うのではないか──。原田の違和感は約3週間後の同年1月29日に現実のものと なった。新宿署が信助を東京都迷惑防止条例違反で書類送検したのだ(被疑者死亡で不起訴)。 原田はこの日から新宿署の対応に様々な疑惑があると確信し、事件の真実究明に乗り出した。 (一部抜粋) 【返して頂いた(?)記事をどう扱うべきなのか、何か良いお考えがございましたら、ご連絡をお願いいたします。】 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ●署名TV 原田信助の受けた暴行被害について、 十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1559(携帯電話専用) 【ご連絡をありがとうございました。】 [※] 携帯電話専用のURLです。 ▲
by harada-n
| 2010-09-05 05:30
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