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1 2015年 05月 10日
原田です。 皆様から沢山のコメントや、励ましのお言葉をいただき感謝しています。 ご支援下さる皆様、本当にありがとうございます。 2011年4月26日に東京都(警視庁)を提訴してから、四年が過ぎました。 2015年3月9日に行われた【証人尋問の調書】が、東京地裁から届きました。 1.平岡雅大(巡査部長) 2.宿利貴征(巡査) 3.井上美佐雄(警部補) らは、「原田さんは、被疑者じゃないから、女性の洋服から証拠採取等はしませんでした」と証言し、「痴漢事件発生現場」については、4.安平義則(警部補)は【階段の途中】、5.松浦克弘(警部)は【地下通路】と証言しました・・ 2011年4月26日に、「国賠提起の記者会見」を開きました。以下、挨拶文です。 【4月26日 記者会見挨拶文】 本日はお集まり頂きまして、ありがとうございます。 昨年よりご支援くださる方々に、御礼申し上げます。 今回ご決断くださいました、清水先生を始めとする弁護士の先生方には感謝しております。本当に有難うございます。 息子の事件は、明らかな冤罪事件です。 息子は、新宿署の違法な捜査によって、自ら死に追い込まれました。 自殺するということは、決してほめられることではありません。 ですが、息子は、新宿署の違法な捜査さえなければ、自ら死を選ぶことは決してありませんでした。 更に、警察は、亡くなった息子を、「被害届なし、供述調書なし」のまま、被疑者死亡で 書類送致しました。 警察の行為は、人間として、親として許すことはできません。 息子の名誉の回復と、今後同じ冤罪事件を防ぐためにも、事実を明らかにする必要があり、提訴しました。 社会問題にするために、皆様のご支援を賜りたく、お願い申し上げます。 2011年6月14日(火)に、「第一回口頭弁論」が開かれました。以下、意見陳述文です。 【意見陳述文】 原告の原田尚美と申します。平成21年12月11日早朝、東西線・早稲田駅のホームから線路に身を投げ自殺した原田信助 当時25歳の母親です。 息子は意志の強い努力家で、JAXAに入る時には、一日15時間も勉強していたことを、親友の方から聞きました。 とても優しい息子でした。子供の頃から母の日には必ずカーネーションを買って来てくれました。社会人になり、初めてのお給料日には、私に肩たたき器を買ってくれました。 お友達も多かったようで、昨年の5月・7月・8月の11日にお別れ会をしましたが、沢山の友人の方にご参列頂きました。 息子の悲劇は、平成21年12月10日夜、突然、やって来ました。 その日の午後11時頃、息子は、帰宅するため、新宿駅構内の地下通路からホームへ上がる階段を上りかけていました。その時、見知らぬ男たちによって突然階下に引き落とされ、殴る蹴るの暴行を受けました。駆けつけた駅員からも暴行を受けました。 息子は、「今、暴行を受けている」と、必死で携帯電話から110番通報しました。 新宿駅西口交番から複数の警察官が駆けつけました。息子は当然、警察官はすぐに自分の言い分を聞いてくれるものと思い、交番について行きました。 ところが、警察官らは、息子の話を聞こうとしないどころか、奥の部屋に閉じ込め、息子が帰宅することも許さず、私に連絡しようと電話を貸してくれるよう求めても、許してくれませんでした。息子が「終電に間に合わなくなる」と訴えても、「あなたは被害者なんだから、署に行って、刑事さんに話さなければいけない」と言って返してくれませんでした。 息子は、新宿署に行けば、被害を聞いてもらえ、電話を貸してもらえるものと信じ、パトカーで新宿警察署に連行されました。 ところが、午前1時頃から始まった取調べでは、新宿署の刑事は息子に、「痴漢容疑の取調べだ」と言いました。息子はそこで初めて自分に痴漢の容疑がかけられていることを知りました。息子は、自分が一方的に暴行を受けた被害者であることを説明しましたが、3人の刑事はメモでさえ取ろうとしませんでした。 「原田さん、もう帰っていいですから」とやすひら刑事に言われたのは午前4時頃でした。 次に新宿署に行くときは、被害届を出すことになったものの、やすひら刑事の「お互いに訴えあえ」「証人として、(暴行を振るった)駅員さんの話を聞く」等の言葉に打ちのめされ、また長時間の取調べのため、心身ともに疲れ果て、自殺に追い込まれました。 さらに警察は、亡くなった信助を、痴漢の被疑者と認定して書類送検し、一方で、息子が必死で訴え続けていた暴行事件については、捜査を行わないまま、書類送検も行わず、事件として終わらせてしまいました。 私がその夜、息子の身に何が起きたのかを詳しく知ることができたのは、息子が英会話の勉強のために持ち歩いていたボイスレコーダーを、私に残してくれていたからです。 新宿西口交番と新宿警察署の取調べの一部始終を録音した息子のボイスレコーダーには、突然の暴行によって傷ついた身体の手当てもされず、自分は110番通報した被害者だと説明しても、訴えに耳を傾けてくれず、電話も許されず、身に覚えのない痴漢の被疑者として一方的に追及され、どんどん衰弱していく息子の声が収められていました。 息子の人生は、希望に向かって歩み始めたばかりでした。事件当日は、念願の新しい職場での息子の転職の歓迎会の帰り道でした。 息子がいなくなり、初めてむすこの部屋に入りましたら、部屋中本がいっぱいで、資格試験の参考書が積まれていました。事件の前月には情報処理技術者の資格も取得していました。他にもまだまだ人生で挑戦したいことが沢山ありましたし、「将来、早稲田大学に奨学金をつくりたい」などの夢もありました。 昨年の12月27日の警視庁通信指令本部の証拠保全の検証において、「お腹を触られた」被害を申告した女性が、事件の翌朝4時30分前には、「(息子は)人違いだった」と証言していた事実が明らかになりました。 息子については、事件直後から犯人でないことがわかっていたのです。それにも関わらず、警視庁新宿署は、息子が自殺した49日後の1月29日に、息子を、「東京都迷惑防止条例違反の被疑者」として、東京区検察庁に書類送致しました。息子が弁解できないのをいいことに、犯罪者として事件処理したのです。警察のこんな勝手が許されてよいのでしょうか。 人間として、親として決して許すことはできません。 この度、国家賠償請求訴訟を提訴したのは、息子の名誉の回復のためと、この国の警察の捜査によって、息子のような被害者を二度と出してはいけないという心からの願いからです。 裁判官の皆様には、公益性の為に適正なご判断を仰ぎたく宜しくお願い申し上げます。 4月30日は息子の誕生日で、生きていれば31歳になっていた筈でした。 空を見上げると、うろこ雲とひつじ雲を合わせたような不思議な雲が空一杯に広がっていました。 人の世界で行われている諸々の諸悪行を、天はどのように見守っているのでしょうか ・・ 空を見上げながら、息子が愛した方々が警察被害に遭うことなく、充実した人生を全うされることを ・・祈りました。 5月20日(水)15時30分から、東京地裁の12階で第7回弁論準備が行われます。 終了後、16時~弁護士会館507 ABC号室で報告会が開かれます。一人でも多くの方に御参加頂きたく、宜しくお願い申し上げます。 昨年、約一年を掛けて「弁論準備」が行われましたが、小海隆則裁判長が第6回進行協議で仰った通り、【立延哲夫(警視正)(新宿署署長) については、「合議の結果、必要と認めました】【法廷で証言するのが裁判という制度であり、国民の義務です。合議の結果には従って頂かなければなりません】という方針が実行されることを祈っています。 「継続は力なり」。息子が好きだった言葉です。 これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。 ▲
by harada-n
| 2015-05-10 07:30
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